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英国:規制不履行の大企業に多額の罰金を課す判決

控訴院の規制不履行の大企業に多額の罰金を課す判決に新時代の表れ

健康、安全、環境についての違反のかどで起訴の対象となる大企業は、この重要な新しい判決によって、深刻なあるいは命に関わるような惨事がなかったとしても数十万ポンドの罰金が課せられる恐れがあります。

Network Infrastructure LtdとSellafield Ltdは、無人踏切での衝突事故により健康と安全の法規に、また放射性物質の廃棄により環境保護の法規に違反したかどについて有罪を認めましたが、両社は罰金が過剰に高額であることは明白であると控訴しました。どちらのケースも、命に関わる事故は起こっていません。

1月17日、控訴院は主張を退ける判決を言い渡しました。

適切な罰金とはどのようなものでしょうか。裁判所は違反の重さだけではなく、その企業の売上や会社規模、財務情報や取締役の報酬も考慮に入れて罰金を課さなくてはなりません。最も重要で、議論を呼んだのは裁判所が最初に申し立てた命に関わるような事故に限り50万ポンド以上の罰金が適切だという提案を退け、実際には罰金に上限はない、と言明したことです。

裁判所は、罰金を課すことによって、規制違反の深刻性とその怠慢を正す動機を与えることを目指しています。直接的に誰かに罰を下すことではなく、罰金によって鉄道インフラに再投資され、このような違反が減り、企業が更生し、一般市民が守られることで目的が果たされるのです。

この裁判に際し、取締役のボーナスが減額されていたのは興味深いことです、裁判所は、これらのボーナスは大幅に減額されるべきだと考えており、今後の裁判の際にも大きく関係してくるでしょう。裁判所は、ボーナスが取締役のより良い行いの動機となるならば、減額によって会社の行動が引き起こすリスクから企業生命を守るよう、最大の注意を払うよう促すべきだとコメントしています。

大企業は健康、安全、環境規制違反のこの判決について大きな影響を受けます。裁判所に提出される財務情報はカギになるでしょう。裁判所は利益だけでなく、取締役報酬まで審議し、その企業が最高のレベルで将来的に安全性を順守できるかを特に考慮します。どの企業も、このケースから学ぶ必要があるのです。


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