海外向けMSDS作成は、「原稿MSDSの忠実な翻訳」と「ソフトウエアによる作成」のどちらがよいか?

リプレのMSDSの作成の進め方は、以下の2通りです。

その1、ソフトウエアを用いてMSDSを作成。

ほとんどの場合、私どもは忠実な翻訳ではなく、SDSProというソフトウエアを用いて目的国に適合するMSDSを作成します。

忠実な翻訳を行わないのは以下の理由によります。
MSDSを使用する国には独自の規制・分類基準があり、GHSを導入している国の間で分類の基準が異なる場合があります。
仮に日本向けの完全なGHS型MSDSであったとしても、その忠実な翻訳が目的国で通用しない場合が多々あります。
同じ英語の国でも、英国と米国では全く異なったMSDSを使用しています。
よって、「忠実な翻訳」だけでは不十分な場合があると考えます。

一方、ソフトウエア(SDSPro)を用いるメリットは以下の通りです。
EU(旧指令、CLP、暴露)の参照データベースを内蔵し、混合物の分類を自動計算できます。
ベースとなる書式にMSDSの必須項目を含んでいるので、該当するデータを入力すれば、必須項目を漏らすことがありません。
HazardとPrecautionaryを始め、殆どのフレーズを内蔵しているので、人為的なミスの入る余地がありません。
データベース機能を持っているので、入力した情報はを容易に活用できます。例えば、MSDSの改訂、類似製品のMSDS作成、別の国(言語)のMSDS作成が容易に作製できます。
原稿に記載されていなくても必要な情報があれば加えますし、不要部分は割愛します。
作成費用を低く抑えられることも大きなメリットです。

デメリットは、原稿と同一書式、同一内容のMSDSが出来上がらないことです。ソフトが備えるフレーズを中心に作成しますので、忠実な翻訳と比べ柔軟性に欠けます。


その2、原稿MSDSのファイルを活用してMSDSを作成。

お客様が既にGHS型英語版MSDSをお持ちで、欧州向けのCLP型の英語MSDSに作り変えたい場合は、原稿MSDSファイルを修正(上書き)して作成する場合があります。
修正の程度によりますが、SDSProを用いるより早く安く出来上がる場合があります。
但し、データベース機能を活用できませんので、英語以外の言語のMSDSを作るなどの拡張性はありません。

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